tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

星霜 ~ 星降る夜空を見上げて(後編)


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賑やかに 和気あいあいと 楽しそうな

学生生活を謳歌している連中を 

厨房の中から上目づかいに覗き見ては

 

うらやましく思い 妬ましくもあり

複雑な気持ちになった

 

が、所詮は「自分には縁遠い世界のこと」

と考えるように努め 妬む自分の気持ちを

押し殺した

 

 勤労感謝の日を過ぎた その夜は

学園祭の打ち上げが 

あちらこちらで行われたようで

夜の繁華街は 学生で賑わいだ

 

アルバイトを終え 銭湯からの帰り道

 

終電も無くなり 街の灯りが

少しずつ消えていく駅付近で

我が母校の輩を あちらこちらで見かけた

 

電信柱に向かい 吐いているヤツ

 

トイレまで我慢できずに 

道路脇の植え込みに放水しているヤツ

 

飲み足りないのだろうか?

コンビニで“”酒とつまみ“”を

大量に買い込んでいる一団がいた

 

彼らの明けない夜は まだまだ続くらしい 

 

私が下宿していた その街は

街はずれの利根川を超えれば

「からっ風」が名物の隣県で

 

その晩も「ピュー」っと 

冷たく痛い上州名物が吹いていた

 

どこからか 縄張りを荒らされた

野良犬が やってきて

電信柱に 小便をかけた

 

からっ風が雲を薙ぎ払った夜空には 

雲一つなく 

たくさんの星が降っていた

 

 どんな人生を送っていても

“”夜明け“”は

誰にでも 等しくやって来て

「明日が来る」

 

夜空のムコウ側に 何があるのかは

人それぞれだけれども・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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