tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

九字切り 肆


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マンションの部屋が見える場所に車を停め 

母親と友人には車内に残ってもらい

父親 その女の子 私の三人で部屋に向かった

 

依頼したので 破魔矢とお札を持参してくれていた

 

その女の子に「お札」 父親に破魔矢を身に着けてもらい

それぞれに 電気を点灯した状態の懐中電灯を持っていただき

 

父親にはドアを開けたら ドアが勝手に閉じないように

その場に立って欲しいこと

 靴や傘等 何でもいいので 念のため挟むよう頼んだ

 

女の子がカギを開け 電気をつけ 

懐中電灯を左手に持った私が続いて入室した

 

その女の子が忘れ物を手にした時に

それは起こった

 

「バン」と音を立てて

ドアが勢いよく閉まり 部屋の電気が消えた

女の子の懐中電灯はついているが

私のそれは消えた

 

その女の子は あまりの怖さに声が出ない

 

その頃 エンジンを掛けながら

母親はタブレット 友人はiPhone

お祓いを依頼できるところを検索していたが

 

突然 エンジンが停止

タブレットiPhoneはフリーズした

 

慌てて マンションの部屋を見ると

人影が父親に近づき 父親が後ろ向きに倒れ

ドアが閉まるのが見え

 

車外へ出ようとしたが ドアロックがかかり

出れずにいた

 

あと知ったが その時父親は 何かに引っ張られ

後ろ向きに倒れ てしまい

ドアに挟んだハズの 傘立てに使用しているバケツも 飛んだ

 

父親は直ぐに立ち上がると

「ガチャ ガチャ」とドアを開けようとする

 

開かない

 

 

「ドン ドン」と父親がドアを叩きながら

「おい 大丈夫か?」と大声で叫んでいる

 

私は「大丈夫です」と虚勢を張り 

大きな声で答え

 

「九字切り」を数回行った

 

・・・と

「パッ」と部屋の電気が点灯し

「ガチャ」とドアが開き 父親が走り込んできた 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

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