tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

「北風小娘」 令和弐年文月 其の伍


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生前 女性は内気で控えめで

幼少の頃から友人は少なく

学校では 仲間外れにされたり

イジメに遭うことも 多々あった

 

社会人になり 就職した会社でも

イジメに遭った

 

周囲から無視され 

孤独な毎日を過ごしていた

 

ある日 偶然そのことを察した男性が

女性に手を差し伸べてくれた

 

女性は 男性の笑顔に

救われる思いがした

 

一方で、今度はその男性が

イジメや嫌がらせの対象になり

巻き込んでしまうのが怖くて

遠慮した

 

が、男性はそんなことは意に介さず

堂々と対応して 女性を護った

 

それが出会いの始まりだった

 

それから二人は 同じ時間を過ごした

 

 

女性は 男性が隣にいてくれる

ただそれだけで安心でき

幸せを感じ 生きる希望になった

 

二人は日を重ねるごとに

親密さを増し ついに結ばれた

 

女性は 自分が亡くなった後も

自分と子どもを想ってくれる

男性の気持がうれしくて

うれしくて 仕方がなかった 

 

でも、亡くなった自分と子どもに

気持が縛られている男性を見るのは

辛かった

 

一緒に過ごした

かけがえのない楽しい時間は

もう 記憶の中でしか輝かない 

 

女性は 男性のこれからの人生が

幸せであるように願い

「縁を切って欲しい」と頼んできた

 

「あんず」は、自分の能力では

到底不可能な頼み事であり

断ることしか出来なかった

 

と、突然

「その願い 我らが叶えよう」と云う声がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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