tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

1人で子育てしていた、ある女性の人生 前編


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向かい風が冷たい初冬の午後

商談先を出て

時間貸駐車場へ早歩きしていた

 

歩道に他の人影はない

 

赤信号につかまり

ちょっとイラッとしながらも

立ち止まり

大きなため息をつきながら、うつむく

 

と、右側に

濃紺のスカートを履いた脚が見えた

 

「あれえっ?」と一瞬思ったが

「マズイ・・・憑かれたかも?」と思い直し

気付かないふりをしてみた

 

が、人生そんなに甘くはない

 

車に乗り込んで、エンジンを掛け

暖房の風力を強めに設定し

 駐車料金の精算を済ませ

車を走りだす

水温計も上がった

 でも、車内にはヒンヤリした空気が漂う・・・

 

「憑かれたな」と思った直後

ショートボブの

鼻筋の通った端正な顔立ちをした

年の頃は40代半ばと思える女性が

濃紺のスカートを履いた脚を組んだ

助手席に座っているのに気付いた

 

 ダメもとで

「無理です」

「オイラには何もできません」

「助けることは出来ません」

「降りてください」と心の中で頼んでみた

 

案の定、無駄な抵抗だった

 

しばらくすると

女性は自分の人生を語りだした

 

20代後半に職場結婚して

数年後に女児を出産

 

妊娠中にご主人が浮気して

本気になった相手から

執拗な嫌がらせが始まり

ついには

子どもの身の危険を感じるまでに至り

結果、離婚した

 

続く・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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