tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

「北風小娘」11


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クリスマスも近づく頃になると

「北風小娘」の『あんず』は

幼稚園や保育園、公園などの

たくさんの子どもたちがいる場所を狙っては

神様からあずかった小袋から

「粉雪」を撒きながら駆けまわるのに忙しい

 

「カラス天狗の子ども」の『市(いち)』は

『あんず』のスピードについ行くことが出来ずに

「ヒーヒー、ハーハー」しながらも

何とか追いつこうと必死だ

 

先日、冬の神様から仲良くするように頼まれた『かりん』は

『あんず』のほぼ後ろを追ってきている

  

お昼近く、『あんず』は小動物公園へ来て

園内にある樹の枝に『かりん』と並んで座り

 

仔馬ポニーテールの蹄の裏につまった

藁、小石などの汚物を

鉄爪(てっぴ)を使いながら掻き出す

「裏彫り」という作業をしている

雑誌の読者モデルのような

キレイなお姉さんを眺めながら休憩していた

 

2人はスタイルのいい、このお姉さんに憧れていた

 

ここでお昼ごはんを食べようと

『あんず』が云ったその時

 

 カラス天狗の子ども「市(いち)」は

ようやく『あんず』と『かりん』に追いついた

 

「市」は  2人を驚かそうと思い

 

「見ててくださーーーい」と大声を出しながら

 懐から八手の葉を取り出して

 頭の上に乗せて両手で印を結び,呪文を唱えた

 

すると、成人男性の親指くらいの大きさの「市」は

一瞬で3メートルはあろうかと思うほど巨大化し

ドヤ顔で2人を見た

 

すると『あんず』が

「市、あんた子ども用のオモチャ 

 3分間変心グッズで遊んで楽しい歳なのか?」といい

 

『かりん』は

 「市さん、昼ごはん食べましょうよ」と、サラッと云った

 

 

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン Σ(゚д゚lll)ガーン Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン 

 と、「市」は驚き、ショクを受けた

 

(八手の葉は必殺変心グッズだと思っていたら

まさか子どもオモチャだったとは・・・)

 

『あんず』が、

「市、まさかそれが子ども用の

オモチャだって知らなかったの?」と聞く

 

「しっ・・・知っていますよ」

「ちょっと、笑かそうと思っただけですよ」と

「市」は反論しながら チラッと『あんず』と『かりん』を見る

 

2人とも冷たい視線で「市」を見つめていた

 

「市」よ

「女のカンは鋭いから、浮気とウソはすぐにバレるぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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