tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

「北風小娘」4


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竹林の中にある風の道を真っ直ぐ行くと

ポプラ並木の通りへ出る

 

並木通りを右に曲がり、道なりに行くと

3つめの左カーブを曲がった先に
年季の入った農家作りの家が左手に見える

 

その家の庭先にある柿の木を目指し

唇をかみしめながら

「北風小娘」は疾走していた

 

帰る途中で、カラになっている昼飯の弁当箱を

柿の木の枝につるしたまま忘れたのに気づき

慌てて戻ってきた

 

「あっ・・・あった! よかった~」と

喜んでいる短い時間に

 すでに傾き始めていた西日が暮れた

 

「北風小娘」は忘れん坊だ

 

小学生の時は「体操着」や「給食当番の白衣」を

持ち帰るのを時々忘れ

朝降っていた雨が、帰る頃に止んでいると「傘」を忘れ

「宿題」にいたっては毎回忘れていた

 

「さあ、早く帰らなくちゃ」と

今来た風の道を、自宅へ向けて駆け出した

 

「風族」の、特に「北風派」は一年で最も多忙な時期だ

 

今日は、母・兄・姉は残業で、父は宿泊勤務だ

 

そのため、夕飯は「北風小娘」が作る

 

「北風小娘」は、先日ブログで見た

「里いもコロッケ」がとても美味しそうだったので

真似て作ろうと思ったが

残念なことに、そのブログには写真は載っていたが

レシピの掲載がなかった

 

仕方がないので、メニューを切り替え

「けんちん汁」を作ることにした

 

もしも「北風小娘」は熱い「けんちん汁」食べるのか?と

疑問を抱く方がいたら

未来の国からやってきた「ネコ型ロボット」の好物が

「どら焼き」という話もあるので

細かいことは気にしないでください

世の中には、矛盾していることや、理解し難いことが多々あります

 

話を戻します

 

「北風小娘」は里芋・人参・ごぼう・大根などの野菜を切り

ついでに自分の指も切ったりしたが

悪戦苦闘の上、夕飯は完成した

 

そうこうしているうちに、残業組が帰宅して

4人で夕飯を囲んだ

 

「北風小娘」が部屋でくつろいでいると

「ヒュー、ヒュー」と風が鳴く音が聞こえた

 

宿泊勤務組が仕事をしている音だ

 

「風が雲を払うので

 明朝は放射冷却で冷えるに違いない」

 

「北風小娘」はそう思い、ベットに潜り込んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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