tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

「北風小娘」3


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秋の神様がのっそりと起き上がり

旅立ちの仕度を始めた

 

様子をうかがっていた「風族」の

「北風小僧」などの「北風派」は

森,林、山や並木道などへくり出して

樹々の彩を変えていく

 

森や山に住むタヌキやリスなどの

生きものたちは

樹々の彩が変わるのを感じて

長くて寒い冬への備えを、あわてて始める

 

「北風小僧」たちは、それぞれ「団扇」や

「扇子」を使って風を起こしているが

 まだ初心者マーク付けた見習いの

「北風小娘」は持っていない

 

兄の「北風小僧」から初めて

「この場所はお前に『まかせる~』」と云われたので

 

「北風小娘」は張り切って大きく息を吸い

顔を真っ赤しながら頬を膨らませ

「フーッ」と一気に息を吐きだしては

並木道のイチョウを彩っている

  

「北風小娘」はその日の任務を終えると

ぐったりして自宅へ帰ってきた

 

昼間一生懸命に働いたので

お腹はペコペコで、夕飯だけでは足りず

夜食は、これまでは菓子類を食べることが多かったが

読者登録しているブログで、白砂糖は美容に良くない

という記事を読んでからは

「お年頃」なので、美容に気をつけるようになり

 

今夜はネーブルオレンジと水晶文旦を食べている

 

「北風小娘」は柑橘類が好物なのだ

 

お腹がいっぱいになり、その晩はスヤスヤと眠れ

 翌朝は小鳥のさえずりで目が覚めた

 

「北風小娘」が部屋の窓を開けると

冬のヒンヤリとした空気が入ってきて

 秋の神様が、昨夜のうちに

独りで次の場所へ旅立ったことを知った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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