tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

冬枯れの公園に、カレーの匂いがする


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暦の上では立春を過ぎていたが

まだまだ寒風吹きすさぶ2月初旬

 

大学は春休みに突入していたので

日々、朝から晩(11時~23時)まで

中華料理店での調理補助のアルバイトに

明け暮れていた

 

15時~17時までが昼休憩

 

15時に暖簾を降ろして

さっと賄い食べて片付けして

休憩スペースはなかったので

一度私服に着替えて、下宿に戻る

 

大通りから2本違いの、自動車の交通量が少ない

住宅街を自転車で走り下宿に向かう

 

途中に小さな公園があり

親子連れ3人がいて

子供2人は砂場で遊んでいた

 

母親は、寒いし、日も暮れるので

「もう帰るよ」と子の名前を呼ぶが

子供たちは遊びに夢中で返事もしない

 

下宿に着く頃には、16時近くなり

炬燵に潜り込み、目覚ましをセットして

うたた寝する

 

目覚ましのアラーム音で目が覚めると

16時40分

 

慌てて起きて自転車に乗り

再びアルバイト先へ向かう

 

と、露地から車両が勢いよく侵入して来た

 

慌てて急ブレーキかけて自転車を止めた

 

「危ねえじゃねえかこのヤロー!!!」

と思いながら

視線をさっきまで子供が遊んでいた公園に向けると

そこには、今はもう誰もいない

 

 どこからか、テレビの音や子供の笑い声が聞こえ

魚を焼いたり、カレーを煮込む匂いが漂う

 

公園の街路灯に照らされ

葉が全て落ちた裸ん坊の樹が

ポツンと立っている 

 

「春は遠からじ」

 

そう思い、自動車が通り過ぎたので

再び自転車のペダルを漕ぐ

 

が、何故か空回りした

 

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

チェーンが外れてしまった

 

遅刻しちゃう~~~と、気持ちが焦り

自転車抱え上げてアルバイト先まで走った

 

店に着くころには、身体はポカポカして

汗をかいていた

 

一足先に春が来てしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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