tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

「おんな一人旅」

「昭和」から「平成」へ元号が変わる頃の話 Mさん(女性)は 高校卒業後に東京都内の販売会社へ就職した 二十歳の誕生日を迎えたMさんには 「夢」があった その「夢」とは 「おんな一人旅」だ Mさんは 小柄で痩身、超---童顔 パット見た感じは 「おませな…

今度君たちに会えるのは いつになるのだろうか?

急用の業務で銀座に行った 東京メトロ千代田線で 代々木上原方面に向かい 日比谷で 東京メトロ日比谷線の 築地方面へ乗り換え 東銀座の駅で降車した 「出口4」の階段を上り 地上に出ると 右手の「晴海通り」反対側には 歌舞伎座がある 目の前の「三原橋」交…

残念な勘違いおじさん

テレビドラマの影響もあり 巷では「おじさんブーム」だそうで さらにその影響で 「残念な勘違いおじさん」も 複数出没しているようです 他人様の評価と 自己評価には 乖離(かいり)があり その乖離のことを「自惚れ」(うぬぼれ) と云う 家人から 「あんた…

星霜 ~ 星降る夜空を見上げて(後編)

賑やかに 和気あいあいと 楽しそうな 学生生活を謳歌している連中を 厨房の中から上目づかいに覗き見ては うらやましく思い 妬ましくもあり 複雑な気持ちになった が、所詮は「自分には縁遠い世界のこと」 と考えるように努め 妬む自分の気持ちを 押し殺した…

星霜 ~ 星降る夜空を見上げて(前編)

下宿人生活をしていた大学1~2年当時は もっぱら勉学では無く 中華料理店の厨房で 脂(油)にまみれながら アルバイトに勤しんでいた 授業がある日は 17時から23時まで 授業が無い日は 11時から23時まで (途中休憩2時間あり) 帽子をかぶっては…

「生まれてこなければよかったのに・・・」と心がつぶやいている君へ

気持が凹んで 萎えて 心が複雑骨折し 「生まれてこなければよかったのに・・・」と 心がつぶやいている君へ 生きていく道の途中には 誰にでも等しく そんな時が訪れ 何をしても上手くいかない時もある 抱えきれない荷物は 無理せず肩から降ろそう 身軽になっ…

坊主頭

小学校3年の時に 髪型をスポーツ刈りにした それ以降 髪型は坊主頭になった 中学校になると 全男子生徒は 坊主頭で 高校も部活(武道系)をしていたので それだった 高校1年の時に 部室にあったバリカンを見つけ ビンボー高校生だったので 床屋代をケチっ…

晩夏

昇る太陽の角度が 夏至の頃のそれとは異なり 淡い陽射しに変わってきた 県南部の早場米の地域では 7月末頃には 新米の収穫が始まったと 新聞の地方版にあった 今年もまた 黄金色の稲穂を刈り取る作業は 徐々に北進しているようだ 梨の花は 4月の開花が早か…

九字切り 陸(終)

玄関が開いたような気がして 廊下を音を立てずに 小走りで迫りくるモノの気配を感じた 「来た」と思い 起き上がろうとした と同時に部屋のドアが開き 「ここにいたのか!」 と聞こえ 金縛りにあった そいつは 寝ている私に馬乗りになり 顔を私の耳元に近づけ…

九字切り 伍

父親は ガタガタ震えて怯えている 娘のそばに駆け寄り 「大丈夫か」と声を掛けた 母親と友人も マンションへ駆けつけた 当面必要なものを荷造りし 戸締りを確認して 部屋のカギを掛けた さすがに友人も恐怖を覚え 一人の部屋には帰りたくないと云う 時間も遅…

九字切り 肆

マンションの部屋が見える場所に車を停め 母親と友人には車内に残ってもらい 父親 その女の子 私の三人で部屋に向かった 依頼したので 破魔矢とお札を持参してくれていた その女の子に「お札」 父親に破魔矢を身に着けてもらい それぞれに 電気を点灯した状…

九字切り 参

きちんとお祓いをするまで 当面は実家に帰るのがいいと思うと伝え 当人も納得したので 店の外に出た 持って来ていただいた「粗塩」を 全員の身体 清酒は車にかけた 友人は下宿先のアパートに帰るというので いつもはシャワーのみで入浴を済ませているそうだ…

九字切り 弐

父親に連絡すると 夫妻で来るというので 現地で落ち合うことにして 「粗塩」「清酒」「懐中電灯」、そして もし神社やお寺で購入した「護符・お札」があれば それを持参することを依頼した 私は自宅の仏間で手を合わせ 線香は上げず ご先祖様にご加護を願う…

九字切り 壱

平成が終わり 新しい元号に変わった年 大学へ進学したその子は マンションで 念願の一人暮らしを始めた 引越しの荷物を部屋に運び終えると 業者は帰り 手伝いに来た父親は 夕飯を済ませると 帰途についた 心配性の母親は その晩 泊まって行くことになった 母…

秋の気配

コロナ禍で 例年よりも交通量は減少したが 大型商業施設付近では 渋滞していた 交差点を曲がり 抜け道へと進む 新興住宅地を過ぎると 田圃が広がる つい先日まで 緑一色だった稲は 黄色味を帯びて 稲穂が垂れ 微風に揺れていた 見渡す限り田圃が広がる 農免…

夏は日向を行け 冬は日陰を行け

ことわざに 「夏は日向を行け 冬は日陰を行け」 というのがある 暑い夏だからこそ 日向を選んで歩き 寒い冬だからこそ 日陰を歩くように 自らを辛い状況に置くことで 心身を鍛錬せよ というような意味と 夏の日陰や 冬の日向は他人に譲る 謙譲の心を持て と…

西日の当たる部屋 後編

二人暮らしを始めてしばらくすると 実親 義理親からは 「孫はまだか?」 兄弟姉妹 親類縁者 知人友人からは 「子どもは?」と聞かれ 女性の‘’心‘’は 周囲からの おそらく悪気は無いのであろう言葉に プレッシャーを感じ キズつき 精神面に支障を生じた 男性…

西日の当たる部屋 前編

はたから見たら痩身の その女性は 学生時代から ダイエットに励んだ 卒業後は 販売系の仕事に就き 接客が主な業務なので より一層 ダイエットに努めた 最初は生理不順だったが ある時から 来なくなった さすがにマズイと思い レディースクリニックを受診した…

メロンパン

知人男性(30代 独身)は メロンパンが好物 数カ月前にオープンした メロンパン店舗が 我が家の近くだったので せっかくの機会だからと 我が家へも手土産として 届けてくれた・・・そうだ 「そうだ」・・・というのは 私は仕事で外出していたからで 手土産…

Soupir de dame(スピール・ド・ダム)~淑女(天使)のため息

満開の花を あと何回眺めることができるのだろうか? 夜空に“”パッ“”と咲いて散る花火を あと何回見上げることができるのだろうか? 色づく山々を あと何回訪れることができるのだろうか? 冬の乾いた風の匂いを あと何回嗅ぐことができるのだろうか? 気軽…

暑中お見舞い申し上げます

明日8月7日は立秋 暑中見舞いから 残暑見舞いに変わる頃 あぢい~~~くて 汗かきかきする日々が続く もしも この暑さで 腹回りの脂身・脂肪が 少しでも溶ければ この酷暑を我慢しようとも 思うのだろうけれども・・・ 皆様 どうかご自愛ください

「北風小娘」 令和弐年文月 其の陸(終)

「あんず」と「女性の魂」が声の方へ 振り向くと 神の遣いの巫女「不知火(しらぬい)」と 「狛犬の「疾風(はやて)」がいた 「あんず」を導いた 「時の扉」が開いた神社は 「縁切りさん]のいる神社だった 「縁を切るということは 未来永劫縁あることが無く…

「北風小娘」 令和弐年文月 其の伍

生前 女性は内気で控えめで 幼少の頃から友人は少なく 学校では 仲間外れにされたり イジメに遭うことも 多々あった 社会人になり 就職した会社でも イジメに遭った 周囲から無視され 孤独な毎日を過ごしていた ある日 偶然そのことを察した男性が 女性に手…

「北風小娘」 令和弐年文月 其の肆

「あんず」は神社の「時の扉」の前まで来た 「アネゴーーー」と呼ぶ声が再び聞こえたので 振り返った すると、人型の紙人形が まるで妖怪 一反木綿のように ゆらゆらと 追いかけてくるのが見えて 回収するの忘れてたいたことに 気が付き 紙人形が来るのを待った …

「北風小娘」 令和弐年文月 其の参

梅雨の晴れ間の その日 どこかで夏草を刈った匂いが 湿った南風に乗って 運ばれてきた 「暑いのは苦手だなぁ~ 早く(任務を)終わらせて帰ろう」 と、「あんず」は思い そのアパートから離れた 懐かしい風の道を 夏草の匂いを頼りに進むと 隣町の神社にたど…

「北風小娘」 令和弐年文月 其の弐

男は2人分のトーストと目玉焼きに ジュースとコーヒーを添え 妻の笑顔の写真と お腹の大きな妻と男が並んだ写真と 新しい命を迎えるために 心を込めた編み物が供えられた仏前に 線香をあげ 手を合わせた 男は過去を悔やみ 自分を責めていた そして目を閉じ…

「北風小娘」 令和弐年文月 其の壱

人影も見えない 濃紺の闇に包まれた街に 空が青から赤へと 色移ろう時が来た 朝陽が差し込むと 鳥はさえずり 朝刊を配り終えて 配達所へ戻る 新聞店のバイク音が響き渡る 小さな神社の境内にある イチョウの根元に 「時の扉」が突然現れた 扉が少し開くと ピ…

輪廻転生(あの日の記憶を宿したモノ) ~ 物語 壱(後編)

霊体と男の子の魂が話し合いをしていた その時 かつて眷属神で、今は「堕天使」※1となったモノと 「はぐれた天使」※2が偶然通りかかった 「堕天使」と「はぐれた天使」は 「霊体」と「魂」に 「何をしているのか?」と尋ね いきさつを聞いた すると「はぐ…

ブロガーバトン

6月に「柑橘類」君からブロガーバトンが回ってきたが パス1回目を出しておいた パスしたままも、失礼かな?と思い 記入方法を調べて、可能な範囲で書いてみた (画像は、想像してください) 遅くなり申し訳ございませんでした citrus4696apple.hatenablog.jp…

輪廻転生(あの日の記憶を宿したモノ) ~ 物語 壱(中編)

わずかに男の子の記憶を残した魂は 人間の世界にやって来た 魂は悩んで、街をさまよっていた ふつうは気が合うと思う女性に宿るのだが 前世の記憶を少し残していたので 同じように母親を悲しませるようなことは 繰り返したくない・・・と考えていた とその時…

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