tnkado’s blog

駄文で綴る中年のたわごと(戯言)です

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(拾捌)

「お主 鬼の匂いがするな・・・」と 男の背後から 女性の声がしたビクッ・・・としながら 男がふり返ると 巫女装束の女性が 左手には薙刀 その左側には駿馬 女性の右側には 片手に棒を持った老猿 弓を持った兎がいた「おいお前・・・」と 今度は鎮座していた…

初恋の味

初恋には味があり その味は ひとそれぞれ異なる たとえば カルピス味の人もいれば ビーターチョコ味や ブラックコーヒー味の方もいる 初恋を 誰にも告げず 胸に秘める 初恋を 友だちにだけ そっと教える 初恋を 告白して 予想通り撃沈する 初恋を 告白して …

時のはざまで迷子になって

迷子になるのは 「子どもの特権」ではなく 「おとな」だって 迷子になることが しばしばある 仕事で壁にぶつかって悩んだり 家庭のゴタゴタで心を傷めたり 友人との距離の取り方が 思うようにできなかったり 大人のイジメに遭ったり 突然の訃報に接したり・…

明け方の街

作家の池波正太郎さんは 勤め人をしていた頃 「他人が休みの日に働くのが好きだった」というが 私も同類なので その気持ちがよくわかる 学生時代に 某百貨店でアルバイトをしていたことがある 田舎者なので 自宅から駅までは自動車で通っていた 金曜日や土曜…

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(拾柒)

ある日 男は「縁切り神社」の噂を聞き 「コイツラと縁を切れないものか?」と考え ネットで情報収集してみたそもそも 邪鬼2体と同化した身体で 神社を訪れても大丈夫なのだろうか?と 疑問に思い 赤鬼に聞いてみたが 「自分たちは 邪鬼になるための修業中の…

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(拾陸:副題「すきま風」)

人の一生には 追い風 向かい風 すきま風など さまざま風が吹く時があるだから 今絶好調な人でも いつまでも順風満帆ということは 決してなくやることなすことが 裏目裏目の人でも 永遠に逆風に向かい歩くことは 無い風向きは いつか必ず 変わる男は 人生には…

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(拾伍)

風族の娘を見た(※拾肆 参照)晩に 夢を見た赤とんぼが舞う ある夕刻 部活動を終え 学校の駐輪場は 帰宅する生徒で 少しだけ賑やかだった 自転車にまたがり 「じゃあね」と 手を振りながら 生徒はそれぞれ帰途につく すでに部活は引退したが 後輩の練習を見…

小心者 後編

Aさんがトイレから戻り 再び腕時計に目をやり 「少し早いけれど まっいいか・・・」と云い テイクアウト用にケーキを追加注文した もちろんファミレスの会計も 先輩では無く Aさんが済ませてくださり 先輩と私が高級新車の後部座席に乗り込むと Aさんは 本当…

小心者 前編

社会人数年目の 2月の木曜日 バツイチ独身の先輩(男性)が 外回りに行く間際に 「明日 おごってやる」 「好きなだけ焼肉を食べていい」 「夜付き合ってくれよ」 と 一方的に云いたいことだけ云い 外出した その先輩は 元妻へ支払いしなければいけない養育…

会社の社長がオーナーなら、例え100回以上ウソをついても辞職はしない

会社の社長がオーナーなら 例え100回以上ウソをついても 辞職はしない と 今日の国会中継を観て思った

あの頃 ケーキはバタークリームだった

今では駅が作られ ニュータウンが出来て たくさんの店舗もでき 人が増えたが 幼い頃は 駅なんてない 小さな田舎町だったので 近所にケーキ屋なんて無かった だから 毎年クリスマス近くの土曜日になると 近隣の都市に住んでいた バツイチ独身の伯母が 土曜日…

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(拾肆)

男は ガチャッと 新聞配達のバイクが スタンドを立てる音で目が覚めた 時計に目をやると 間もなく午前五時を迎える頃だった「あ~ぁ」と 大きく両手を広げアクビをしたカーテンをあけ 窓を開き 涼しいというよりも ヒンヤリした外気を室内に入れたその時ふと…

ドライブレコーダーのSDカードはフォーマットしないと録画されない場合がある

自動車事故の受付時に、「ドライブレコーダーは付いていますか?」と質問するのが 当たり前になった 「ドライブレコーダー着いているよ」と回答があるケースで、画像確認すると録画されていないケースが散見される 原因の一つに、「フォーマット(初期化)し…

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(拾参)

いや・・・待てよ 自分のことは棚に上げて考えているが 昼間 会社のセクハラ野郎に怒りを覚えたが あの感情は 言い換えれば“”鬼“”じゃあないか? 普段の生活の中で“”ムカつく“”と思ったり “”イラッ“”と来る感情は“”鬼“”じゃあないか? そう考えるなら 人は誰…

しあわせの花が開く時は 誰の人生でも平等に訪れると信じたい

勤め人をしていた頃 10歳年上の男性先輩Aさんがいた Aさんは 髪をポマードで整え 七三分けにして 分厚いレンズの黒縁メガネをかけていたので パッと見は 朴訥(ぼくとつ)な インテリジェンスな印象で 実際のところ 滑舌が悪く 会話をしていると 聞き取…

今日も頑張っている あなた へ

孤独に 負けるな 悪天候に 負けるな コロナに 負けるな 心の内に 闘志を燃やせ でも 時には 逃げるが勝ちも 人生にはある

「出されたお茶は飲む派」です

転職し 取引先を開拓するため 某社を初訪した際 応接室で 出されたお茶を飲んだら 応対していた総務のおエラさんが 「出されても飲まないのがマナーって 習ったことないのか?」とお怒りになった そこへ コンコンとノックがして 社長が入室して来た 社長が着…

“”しあわせ“”の匂い その2

Bさんは 小学校就学前に 病気で母親を亡くし 3歳年上の兄と 長距離ドライバーの父親と暮らしていた 父親は 妻を亡くした後 幼い子供たちのことを考え 会社に相談し 外泊勤務の無い部署へ異動した とはいえ 父親は 毎日午前3時頃には出勤し 食事は 栄養バ…

“”しあわせ“”の匂い その1

拝読しているブログには 美味しくて 栄養バランスのよい 朝食 昼食 おやつ 夕食 夕食後のデザート等 の 文章や画像がたくさんある コロナ禍で 職場のランチタイムの風景は変わった 自分の机上に昼食を広げて 無言で食べる 内勤の(主に女性)方は 弁当持参派…

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(拾弐)

自分たち兄弟は 邪鬼のなるための修行の身で 闇の神であった「夜叉」に仕えていたが、「夜叉」はお釈迦様に調伏され 心を入れ替え 仏国土を護る「神将」になった「夜叉」がまだ闇の神であった頃 仕えていた邪鬼どもの多くは 天燈鬼や龍燈鬼のように 多聞天(…

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(拾壱)

「兄ちゃ~ん 待って~」と 男は大きな声で呼びながらお天道様の陽射しが降り注ぐ 野の花が咲く 小川沿いの細い道を 前方にいる赤色のモノを追いかけ 走っていた全速力で走るが なかなか追いつけず そのうち足がもつれて つまづいて転んだ転んだ拍子に手をつ…

学生アルバイト 「ありがとう」を言いたい時に「あなたはもういない」

大学の教育課程(1~2年)の頃 間借りの下宿をしていて 生活費を稼ぐために 夫婦で切り盛りしている 中華料理でアルバイトをしていた アルバイト先の奥さんは 賄い飯用に 漬物を作っていた 春の卒業・送別シーズン真っ盛りのある夜 〆のラーメン&餃子を食…

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(拾)

帰宅した男は 一人暮らしになってからは いつもシャワーで済ませていたが その日はゆっくりと湯船に浸かりたいと思い まずは浴槽を洗い それから熱い湯を張った 風呂に入りながら 昨日からの出来事を頭の中で反芻(はんすう)してみたが 何が自分の身におき…

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(玖)

男は 心臓がバクバクし 冷や汗をかいた 額に出来た「しこり」のようなものは さらに痛みを増し 触ると更に伸びたように思えたその時 突然あらわれた黒い雲が空一面を覆い 雷鳴が鳴り響いたここにいてはマズイ・・・と 男は思い とっさにトイレの個室に駆け込…

心のカサブタ

西高東低の気圧配置が 関東平野に雲ひとつない無い 冬晴れを招いたある年の ある日のこと Sさんは20代後半の晩秋に この業界へ転職してきた 奥さんのお腹に宿った新しい命は 翌春に産声を上げる 転職の数か月後 奥さんの初産も近い頃 突然Sさんは退職届…

仮題 「近道 抜け道 通り道 急がば回れ“”はるかな道“”」

その人にとっては 何気ない些細な言葉が まるで魚の小骨が喉に刺さるように 心のかたすみ引っ掛かかり なかなか取れないことがある 刺さった何かが 仮に取れても ふとしたことがきっかけで 何かの拍子に心の扉を叩かれ 忘れかけていた痛みと 苦い記憶と苛立…

印刷ミスした用紙の再利用で、簡単にメモ帳を作る方法

職場で使用するメモ用に、印刷ミスした用紙を再利用している方は多いと思います。 たぶん、用紙を留めるのに「クリップ」を使用していて、用紙を取る際に「クリップ」を外すのが面倒くさいと思っている方も多いでしょう。 印刷ミスした用紙や、カレンダーの…

「シングルマザー」と「朧月夜」と「きんつば」ふたつ

A子さんは もの心がついた頃から 母親の記憶はあるが 父親のそれは 全くない 親類が持ち込んだお見合い話が縁で A子さんのご両親は 出会い 永遠の愛を誓い 結ばれた 決して裕福とはいえない収入から これから産まれて来る 新しい命の将来を考え 倹約した生…

デニッシュ食パン

デニッシュ食パンをいただいた夕飯と明日の朝飯 そして 残った分は 私の昼飯になるそうだ

邪鬼 ~ 鬼に憑かれた男~(捌)

「んっ・・・何だ???」 「声が何で頭の中で聞こえる???」と 男が訝しげに思った刹那「キャッ」と叫ぶ女性の声がした 職場にいた全員が声のした方向を向くと 苦労知らずの2代目ボンボン専務が ニヤニヤしながら突っ立ていたそいつは 従業員は文句言え…

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