上野駅 (episode 2)

 

上野発の終電に乗り遅れて

 改札口前で始発を待っていた

 

トイレに行きたくなり

 上野公園から不忍池へ向かう

急な階段を降りた場所にある公衆トイレへ

 

 トイレを出たら

懐中電灯のライトが顔に当たり・・・

 

警察官が2人

 

人生初の職務質問

 

身分を証明できるものを提示するよう云われ

素直に学生証と免許証を

 

警察官A「学生さんね・・・」

警察官B「現住所は免許証の住所×××で間違いない?」

等々質問してきたので

 

「私が挙動不審に見えるから

      職質しているのか?」

と質問したら

 

駅前の交番まで連行

 

説教された

上野駅 (episode 1)

 

今は私鉄が都営線へ直通しているので

東京都内までのアクセスが向上しましたが

 

私が大学生の頃は

通学は乗り換えで上野駅を使用

 

 定期券あったので

授業が休講になり早く帰れる日は

上野駅で途中下車

 

独りで映画館へ入り

作品は選ばずに

ちょうど時間が合う映画を観たり

 

春は上野公園で梅や桜を眺め

秋は博物館近隣を散歩

 

カラッと晴れた日は

御徒町付近まで独りでぶらぶら

 

心の中では

「俺は群れない」と粋がっていましたが

 

本当は 

人付き合いが苦手なので

独りで過ごす時間が多かっただけ

 

それが現実です し

 

今も変わらずに同じです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンドレス おでん(その10 終)

結局その日は

深夜まで飲んで食べて

全員雑魚寝で狭い下宿部屋に泊まった

 

翌日は10時頃まで寝ていたと記憶している

 

みんなで歩いて国鉄の駅まで

通学組を見送りに行き

 残った下宿組は

駅前の立ち食いソバで

「ざるそば」を食べてから解散した

 

帰宅して、

複数の鍋にタップリ入ったおでんを眺め

ため息をついた

 

可能な限り冷蔵庫に入れて

入りきらないものは仕方がないので

常温のまま放置

 

二日酔いのせいもあり

その日はさすがに

「おでん」を食べる気にはならなかった

 

翌日学校で

「鍋を取りに来いよ」と声を掛けみたが

(おでんが余っていることを知っているので)

警戒して「返すのは急がなくていい」とか

「あげる」等と言われる始末であった

 

仕方がないので

1人でコツコツ食べることにした

 

で、数日かけて食べて

食材が尽きる頃に

「おでんの素」が未だ余っていたので

食材を追加購入し

 

今度は逆に「おでんの素」が無くなったが

食材が余っているので

「おでんの素」を補充購入し・・・

2週間位そんなことを繰り返してから

 

ようやく自分の愚かさに気づき

最後は廃棄した

 

ゴールデンウイークが終わった頃

鍋を取りに来た輩がいて

その話をしたら

呆れていた

 

何事も

ホドホドがよいと学んだ

 

と思ったハズでしたが

 

 その後、約2年間の下宿生活で

「カレー」や「豚汁」でも

同様のことをしました

(馬鹿に付ける薬はない)

 

 

最後までくだらない昔話をお読みいただき

深謝申し上げます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初体験 (episode 1)

初体験といっても

アッチの初体験ではありません

(アッチとは具体的に何か?については想像にお任せいたします)

 

ここでの初体験とは

ズバリ「初めての喫茶店」です

 

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茶店デビューは

子供の頃、親や親類に連れられて行ったことを除けば

自らの意思で行ったのは高校卒業を控えていた頃に

友人たちと行った時になります

 

メニューにあった

「ウインナーコーヒー」という文字を見て

 

「あの・・・弁当に入っている赤いウインナーを

珈琲に入れる???????」

 

「油っぽくないのか?」

「それは普通のことなのか?」

世間知らずの私は

ぶったまげました

 

私が驚いている間に

友人たちは注文を開始

 

友人A「俺 ブラジル」

友人B「俺はアメリカン」

私「はっ どうしよう・・・

 何を頼めばいいのだろう・・・

待てよ

ブラジル(南米)にアメリカ(北米)・・・

国の名前を言えばいいんだな・・・

地理的な順番からすると・・・」

えーっと 俺はカナダ!

 

友人C「ふざけてんなよ」

私の心の声「え----------っ カナダって駄目なの???」

友人C「俺はブルーマウンテン」

友人D「キリマンジャロ

友人Aから「あとはお前だけだ 早く注文しろよ」と催促される私

 

私「どっ・・・どうしよう・・・

ブルーマウンテンにキリマンジャロ・・・って

そうか山の名前か!

エベレスト

友人C「ふざけんな」

友人B「早く注文しろよ!」

   「いつも飲んでいるもの頼めばいいだろ!」

私の心の声「なんだ・・・

      いつもの珈琲頼んでいいんだ⤴

      でもホントかな???

      あっ 早く頼まないといけない

      じゃあ・・・頼んじゃえ」

私  「ネッ・・・ネスカフェ!!!

 

注文を取っていたお姉さんは

笑いをこらえるのに必死な様子で

 

友人たちは その場では大爆笑したくせに

 

店を出てから

こっぴどく怒られました

 

 

その日の夜は

「恥は一時」という言葉にすがりました

 

何事も初体験に失敗は付きもの

です・・・たぶん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちっぽけな町に生まれて

国鉄(現JR)も私鉄も走っていない

ちっぽけな町で生まれ育った

 

工業団地が出来て

ニュータウンが出来て

私鉄が走り

駅ができた

 

人が増え

学校や医療機関

商業施設も増え

生活は利便性が格段に向上した

 

朝夕の交通渋滞が激しくなった

 

それでも

空気の乾燥する

冬の晴れた日なら

 

少し高い場所に行けば

西には富士山が見え

北には筑波山

今でも見える

 

「こんなド田舎

高校を卒業したら出て行ってやる」

と思っていた

 

進学等の理由で

少し離れて暮らした期間もあったが

 

今でも

このちっぽけだった街で

暮らしている

 

子供の頃

夕焼けを眺めていたあの場所では

高層建築物が増えたので

同じ風景を見ることは

ムズカしい

 

少し

寂しく思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

エンドレス おでん(その9)

追加の食材は貧乏学生の身の丈に応じ

質より量を重視して

「大根」「こんにゃく」「練り物系」

が購入された

 

更に、最初は腹が減っているから

勢いでガツガツと食べたが

追加食材を買いに行ったのを待つ間に

全員が満腹感を感じるようになっていた・・・

 

 

その結果・・・

追加購入された食材は、

調理はされたが

食されずにかなり余った

 

「おでんの素」もたくさん余った

 

落ち着いて考えれば

手元にある食材で

味付けの異なる別の料理を作るればいいのだが

 

機転が利かず

理経験も未熟であった一同は

 一途に「おでん」しか頭になかった・・・

 

鍋を持参した輩に、持ち帰りを促したが

酔っているし、こぼすと面倒だしと言い訳され

拒否された

 

続く・・・